さて今回もお子さんに聞いてみて下さい。
「時速20kmの意味は?」
すぐに答えられましたか?模範解答は、1時間に20km進むことができる速さです。
正解した方は次の問題です。
では、時速20kmで30分進んだきょりは?
はい。早速ですが答えは10kmです。
直ぐに答えれましたか?もしかすると600kmと言う答えが出たかもしれません。子供たちにとって、2量の関係という単元は始めはとっつきにくいところです。20×30=600 とした場合、単位時間あたりにすすむきょりの感覚がないです。
一番いい考え方は、1時間で20km進むんだから、30分はその半分進んで10kmが答えだ! となります。
式で解くのではなく、速さをイメージして解くことが大事です。公式の「はじき」で教えたりすることは論外です。そんな詰め込みはいずれ暗記だけの算数になってしまい、役に立ちません。ご家庭でもいろいろな算数に関する話をお子さんとして下さい。車での移動中でも構いません。日常に数に関する会話などを持ち込むことは非常に大事です。
先ほどの問題の類題でいうと
「時速60kmで20分進んだきょりは?」
などですね。
答えは、60分で60km進むから20分ではその1/3で20kmだ!もしくは、60分で60km進むから、1分で1km進む。だから20分で20kmだ!でもいいですね。
それではまた。